こんばんは6男のえーごです。
5男のあらたくんが前回のブログ内でまみこにバトンを回していますが、
なぜか名前を3文字間違えていたようで、
今朝5男のかなたくんから、
「えーごさん、ねえ、えーごさん」
というラインが来たため、今こうしてパソコンと対峙している次第であります。

もう6男にまでなって現役生のブログに登場するのは
正直恥ずかしい気持ちなのですが、
せっかくなので先日行われたFreeD第10回自主公演「王国に揺れる花」の
OBOGM深夜練の様子を綴っていこうと思います。

OBOGMは、5男のあらたくんが振付を行っている、
4年生以上のOBOGが出演するナンバーです。
物語の中でも重要なポイントとなるナンバーなので、
メンバー一同、かなり気を引き締めて深夜練に臨みました。

スタジオに到着してまずは、
「今日のおだひはめっちゃ調子いい」と思いました。
詳しく話を聞いてみると、練習前にファンタスティックビーストを観てきたようです。

深夜練の開幕を告げるのは、5男のあつきくんによるストレッチです。
「僕久しぶりなんでけっこう忘れてますよ〜」と
不安げなあつきくんでしたが、本当にびっくりするくらい忘れていました。
混乱したあつきくんは、
「右脚だけ開いて背中から親指出して〜」
という全くイメージの湧かない指示を出していました。

さて、しっかり身体を伸ばした後、いよいよ練習に入ります。
今回のナンバーは男女でパートが大きく分かれるため、
基本的には男女別々の練習になりました。

僕は男なので、男パートでした。

男パートには「バタフライジャンプ」という技が入ります。
これは、地面の方を向いた状態で身体を反らせながら跳び、
「結婚しよう!」と叫ぶ技です。

この技がきれいに決まるかどうかが、
このナンバーの一つの評価の分かれ目です。
男メンバーはその練習に励みました。

いい感じに跳ぶものの、「結婚しよう!」がなかなか言えないむらさん。
「結婚しよう!」と大きく叫ぶものの、パフォーマンスがついてこないゆきちくん。
「結婚したい!」と違う言葉を叫んでしまうもにおくん。

各々が課題を抱えながらも、最終的には何も叫ばないことにすることで、
全員が安定したジャンプを見せられるようになりました。

むらさんは4年前の新歓ライブのゲネでかとこーさんの鼻をへし折った過去があるので、
危険な技には人一倍気を使っていることでしょう。
(当時かとこーさんは、その後の打ち上げで「鼻は折らない方がいいよ」と言っていました。)


女パートはみんなで列になってくるくる回っていました。
その光景はさながら体育の体操の授業でした。
隣の体育館でマットと戯れる女子生徒たちを一目でいいから見に行きたい、
そんな気持ちを押し殺して畳の上で受け身を繰り返していた、
15の頃の青い自分を思い出しました。

そんなこんなで技の練習はおしまい。
少し難しめの技に挑戦している点も、
OBOGMの注目すベき点かと思います。

その後は、男女揃っての振りの確認です。
最低でも4年間の付き合いがあるメンバーたち、その息はぴったりです。
ただ、僕は今回初めて共演するメンバーもいました。

4女のせんちゃんです。
ジャズに出ることが多いせんちゃんとストリートに出ることが多い僕は、
運悪くこれまで同じナンバーになることはありませんでした。
つぶらな美しい瞳が特徴的な彼女ですが、
実際に一緒に練習をしてみると、本当にその瞳には吸い込まれそうになりました。

というか一度吸い込まれました。
朝4時半くらいの出来事です。
不意に彼女と目が合ったとき、急に周りの景色が真っ白になりました。
気付くとあたりには誰もおらず、僕の身体は少しだけ浮いているような感じでした。

何が起きたのか分からず、あたりを見回していると、
遠くから一人の女性が歩いてきました。
その女性の顔を僕は見たことがありませんでしたが、
なぜかその顔を見た僕は、
「ああ、ここはせんちゃんの瞳の中なんだな」と悟ったのです。
その女性は、僕に小さな箱を渡して、目の前からすっと消えていきました。

慌ててその箱を開けると、中には銀色の電子辞書が入っていました。
「ああ、ありがたいな…。」
そう思ったところで急に視界が開け、
気が付くとそこはさっきまでいた深夜練のスタジオでした。

目の前にはかなたがいました。
彼は何か僕に話しかけていましたが、
彼は基本的に何を言っているのか分からないので、
口の中にティッシュを詰め込んでおきました。

あと覚えているのは、
おかぴとリュックサックのブランドが被っていることに気が付き、
二人で微笑み合ったことくらいです。
朝方は体力的にもかなりきつかったですが、
練習のかいあって今回のOBOGMもいい感じになりそうです。

第10回の記念すべき自主公演、
微力ではありますが成功に向けて精一杯頑張ります。
明日からいよいよ小屋入りですね。
悔いのないよう、みんな出し切りましょう!


ちなみに、深夜練翌日の朝、
僕は背中の激痛とともに目が覚めました。
すぐには起き上がれないほどの鋭い痛み。
バタフライジャンプの猛練習が響いたのでしょうか。
もっとストレッチを入念にすべきだったか…?

「だから右脚だけ開いて背中から親指出せばよかったんですよ〜」

そうほくそ笑むあつきくんのしたり顔が、脳裏に浮かびました。


次のバトンは現役生に思い入れ全開の4男もにおくんに渡します。
長文失礼いたしました!